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【副業の実態】社会人は本当に副業しているのか?いくら稼いでいるのか【アンケート】

【副業の実態】社会人は本当に副業しているのか?いくら稼いでいるのか【アンケート】

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皆さまは副業をしていますでしょうか。副業をされている方は毎月いくらの収入がありますでしょうか。

昨今、副業ブームとまでは言わずとも、

・企業が副業解禁をする流れの一般化

・会社(本業)で安定したキャッシュを作り定時退社。副業で+αを作っていく

・YoutubeなどのSNSで情報発信をしながら、いずれは大きな収益を狙う

のような動きが増えている印象です。「1つの会社で我慢して働き続けていれば報われる」「終身雇用制度に守られている」を信じるリスクに気づいた若者やセンサーの立っている社会人から新たな収益源を作る動きが活発にあるように思えます。

しかしながら、副業に関する話を聞くと「そんなに稼げるの?」「そんなにみんなやっているの?」「そんなに仕事見つかるものなの?」といった気持ちになりがちです。

今回はそんな素朴な疑問に関するアンケートを行いました。副業に関する世の中の実態をお届けできればと思います。

副業に興味のある割合

副業の興味

興味あり:83%

興味なし:17%

という結果になりました。80%を超える人たちが副業に興味を示していることからも、世の中的に副業を望む流れがあるといえます。

かつての副業と言えば「ライター業務」「プログラミング」「動画編集」「ブログ運営」「アンケートモニター」「ポイ活」のイメージがありましたが、「SNSを利用したアフェリエイト」「バックオフィスのBPO案件」「ネットショップ運営」「Youtube活動(収益あり)」も副業案件ですし、「フードデリバリー」「タイミーなどの短期アルバイト」といった、すぐに手を付けやすい副業も増えてきています。副業の種類が増え、モノによってはすぐに取り掛かれる副業が増えたことで、より一般にリーチされ興味関心の割合が高まったといえます。

世の中の機微に敏感な企業は早くから副業解禁をしていましたが、これだけ多くの方が副業を望んでいることからも、副業を解禁していない企業はどこかで採用チャンスを逃しているかもしれません。副業をする人の属性は

・より多くのお金を稼ぎたい

・社会貢献をしたい

・お金をもらいながらもスキルも高めたい

といった方々がいます。共通して言えることは「目的はそれぞれだが、能動的な姿勢がある」ことです。また、副業内容によってはスキルが求められるため、「副業をしている人=一定のスキルのある人」という印象があります。これだけ多くの方が副業に興味がある状態で「うちは副業禁止です」と言ってしまうことは、こういった価値の高い人材を逃していそうですね。

本業だけで充分な生活が可能な世界観であれば、副業に興味のある人は減少するかもしれませんが、そのような世界観は少し想像しづらいです。そういったことからも今後も副業に興味のある人たちは増えていくと思われます。

副業をしている割合

副業をしている割合

副業をしている:21.7%

副業をしていない:78.3%

という結果になりました。興味がある人の割合が80%を超える一方で実際に副業をしている人の割合はその逆の結果になりました。これは副業というもののハードルがまだ高い位置にあるといえます。他のデータで副業を探す上で苦労する点も調査しております。

副業先を探す上で苦労する点

単価・時給が安い:8件(12.3%)
自分の能力に合う仕事がない:14件(21.5%)
副業のやり方がわからない:25件(38.5%)
時間帯の合う仕事がない:6件(9.2%)
探していないので苦労していない:12件(18.5%)

このような結果となっており、興味を持って実際に探してみようと思っても「自分の能力に合う仕事がない」「単価・時給が安い」「時間帯のある仕事がない」といったマッチしきれていない課題があります。また最も多い理由に「副業のやり方がわからない」という課題もあります。副業を始めるにあたっては

・先方指定の契約書を結ぶ

・毎月、請求書を送り指定の口座に振り込んでもらう

という単純なものではあるのですが、「確定申告できるかな」「経費ってどれくらい落とせるの?」「副業バレないかな」「開業届を出したほうが良いのかな」といったそれに伴い付いてくる疑問があります。実際にやってみると難しくないのですが、未知の状態だとそれらの解消を考えるのもめんどくさくなってしまい、あきらめてしまうのではないでしょうか。

また、ミスマッチに関しては実際に多くの人からそういった声を聞きます。

・興味があって探してみたけど、自分にできると思えない仕事ばかりだった

・この単価だったら、残業している方がコスパ良い

・週2の土日なら良いんだけど、平日稼働ばっかりだ

といったリアルな声です。企業側としても譲れる部分と譲れない部分があるので、そこでなかなか上手いマッチングができていないと思われます。逆を言うと、この辺りを上手く解消できるサービスがあると流行りそうな予感です。

毎月いくらの収入

これは副業をしている人たちが実際にいくらを得ていて、副業をしていない人たちがいくらを期待するのかの両軸で調査しました。

<副業をしている人たちの毎月の副業収益>

副業収入

1万円以下:2件(11.1%)
1~5万円:4件(22.2%)
5~10万円:8件(44.4%)
10~15万円:3件(16.7%)
15~20万円:回答なし
20万円以上:1件(5.6%)

 

<副業をしていない人たちが期待する毎月の副業収益>

副業希望収入

1万円以下:回答なし
1~5万円:11件(17.5%)
5~10万円:25件(39.7%)
10~15万円:13件(20.6%)
15~20万円:5件(7.9%)
20万円以上:9件(14.3%)

という結果になりました。ここにも大きなギャップがあるといえます。簡潔に言うと、「思っている以上に稼げない」ということです。半数以上が毎月10万以上、全体の14%が毎月20万円以上を期待しつつも、実際に副業をしている人たちからの回答は半数は5~10万円で80%程が10万円以下というものです。筆者も副業をしている身であるため、実体験を元にお話をすると
・〇×時間以上はやるぞ! → 実際はその半分くらいしかできない(体力的にも気力的にも)
・時給〇×円以上でやりたいな! → 実際は〇×円以上の案件が見つらず、ちょっと妥協した時給でやっている
・まぁ20万円くらいは稼げる案件あるっしょ → 土日でしか動けない案件だと20万円以上はほぼない(あってもスキルマッチせず)
といった経緯がありました。各種副業サイトを見ていると、確かに何十万円で募集している企業はあります。ただ、平日稼働であったり、スキルが絶妙にマッチしなかったり、条件がなかなか合いません。流行りの時給で働くパターンにおいても、確かに〇×時間以上働けば20万円以上稼ぐことができるのですが、やってみると結構大変です。1か月だけで見ればそういった稼働も可能ですが、長期的なお付き合いをしていくことを目指している中で、そんな短距離走的な稼働をすると後々が辛くなるため、結局いい具合で働いてしまいます。そうなると、5~10万円くらいの稼働が現実的な収益になってきます。

これから副業をされようとしている方は、参考になりそうな情報かと思いますので、要チェックいただけばと思います。

副業をしている人たちはどうやって見つけたのか

副業獲得経由

1位:知り合い・友人経由 (44.4%)

2位:フリーランスコミュニティ(22.2%)

2位:過去に勤めていた会社(22.2%)

という結果でした。私はマイナビスカウティングの運営をしていますが、社内にスキイキというサービスがあります。これは副業をしたいプロ人材と副業を依頼したい企業のマッチングサービスになるのですが、こちらのサービスに少しだけ参加して、実際にユーザー調査をしていますが、同様の結果となりました。副業人材を求める企業にとってはマッチングサービスであろと、知り合い・友人経由であろうと良い人材であれば問題ないのですが、副業をしたい人材にとってはどこで副業するかは最適で進めたい心理が働きます。

【副業をしたい人材の心理】

・単価の良いところ

・ある程度融通の利くところ

・めっちゃ大事じゃないけど、働きやすいところ

・探すのに手間をあんまりかけたくない

・どうせなら、知っている人間に貢献したい(社会貢献)

といった様々なWANTがあります。ただ、全てを叶えるのは難しいのは分かりきっており、ある程度妥協する他ありません。しかし、知り合い・友人経由は別です。これらの条件を殆ど満たすことができます。働き手にとっては色々と都合がいいわけです。

 

また、企業側としては良い人材であれば問題ないと記載しましたが、知り合い・友人経由で業務委託するのが一番読みやすい発注になります。企業側としても

【副業人材に仕事を依頼したい企業の心理】

・マージンで取られない分、単価を引き上げられる

・ある程度融通が利く

・それなりに働きやすい環境を提供できる

・手間がない

といった条件を満たすことができるため、Win-Winが成立しています。こういった原理が働くため、結果的にも「知り合い・友人経由」が最も支持を得ていると思われます。

まとめ

副業に対する期待とギャップには大きな乖離があると分かりました。

興味のある人が大半 → 実際はあまり副業をしていない

毎月10万円以上は稼ぎたい → 実際は80%が10万円以下

といったギャップがあり、実際に探すことにも苦労が多い状態です。そして、互いに調整の利きやすい「知り合い・友人経由」のマッチングが多くなっています。副業市場は今後も伸びていく見込みです。しかし、こういった課題が残ったままでは市場は伸びていきません。市場拡大をしていくためにも、この辺りの課題解消が必須と言えます。


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調査方法/インターネット調査
実施期間/2024年11月29日~2024年12月14日、回答数100名


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