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どこかの企業に入社すれば、避けては通れない上司という存在。皆様の上司はいわゆるアタリ上司でしょうか。もしくはハズレ上司でしょうか。
上司も部下を選べないように、部下も上司を選ぶことはできません。ただ、配属ガチャから上司ガチャに変わりつつあるほど、上司には良し悪しがあります。そしてその良し悪しが
・どういったスキルを得られるか
・心身共に健康的でいられるか
・社内での出世スピードは早いか
などに影響するため、上も下も出てくるガチャになぞらえて、上司ガチャなんて言われます。
今回は、上司ガチャに関する調査を行いました。上司から見たら耳の痛い話になるかもしれませんが、世の中の部下たちが思っていることをしっかりと数値として示すことで、そこに対して改善策を打つ企業が増え、多くの企業の職場環境が改善されていけばと思います。
Contents
ある:82.3%
ない:17.7%
8割以上の人が上司ガチャはあると思っているという結果になりました。これは大半が上司ガチャを感じているということになります。普段、部下の方々は直接上司に対して「上司ガチャ外しまたよ…」なんて言ってくることはないと思います。しかしながら、心の中では上司ガチャを感じていて、上司に対して「アタリだ。ハズレだ。」なんと思っているということになります。
しかしながら、上司からすると悩ましい話です。部下のことを思っていればアタリ上司であるとは限りません。上司から見たら「自分は精一杯、部下の為に頑張っている」と思っていても、部下から見たら「いや、あなたハズレですよ」なんてすれ違いもあるかもしれません。上司ガチャの存在があることを理解しつつ、SSRである条件を知り行動に移していくことが重要です。
1位:指示が明確
1位:仕事における目指す方向が明確で納得できる
3位:責任をちゃんと被ってくれる
3位:態度が一貫している
・・・
9位:自分よりもスキルが高い
10位:上司に将来性がある
最下位:清潔感がある
という結果になりました。簡潔に言うと「上司としてあるべき仕事をしている上司はアタリ」と言えます。「いつでも質問や議論ができる」や「フラットに接してくれる」よりも「リーダーとして、ちゃんと私に指示をくれる。それが正しいと思えること」が上位に来ていることからも、自分の横に並んで走ってくれる上司よりも、自分の前に立ち雨風を凌ぎ、正確な目的地にしっかりと導いてくれる上司の方がアタリだと感じているようです。
ただ、上司としての仕事を完璧にこなす人を慕う一方、その人間性も重要視されています。「態度の一貫性」「責任をちゃんと被ってくれる」といったことが次点にきていることからも、人間的なカッコよさも上司としてのアタリハズレに影響を及ぼしているようです。
ハズレ上司の特徴を具体化すると
・いつも指示がふわっとしている
・各タスクを目的不明瞭な作業として依頼してしまっている
・仕事の方向性がイケてない
・女性部下には優しく、男性部下には雑(逆も然り)
・部下のミスや上手くいかなかったことを公然の場で、部下に聞く(お前がやったよな感を出してくる)
は「ハズレだ…」と思われるかもしれません。
1位:降格
2位:上司の上司から指導
3位:マネジメントを学びなおす
・・・
最下位:適切な対応は不要
という結果になりました。ハズレ上司に対して「そのままでもいいですよ」と思っている人は殆どおらず、何かしらの対応を望まれています。その対応の中身を見ると「給与ダウン」や「学びなおし」「指導」よりも「降格」が1位になっていることからも、「四の五の言わずに、まずはそのポジションから退いてください」というメッセージを感じます。
多くの会社では「現場時代からマネジメントの素質を感じる成績普通の社員」よりも「現場で優秀な成績を上げた社員を昇格させる」という流れが多いです。現場で優秀だからといってマネジメントも優秀というわけではないため、そのマネジメントを受けている部下からすると、「向いてないんだから、まずは降りろ」ということを心の中では思っているようです。
日本の多くの会社では、1度昇格するとなかなか降格することはありません。その結果、マネジメント力の低い上司が上司でい続けてしまう現状があります。部下の目線からみると「それはおかしい。降格が妥当です」と思っているようです。
しっかりと対処している:5.4%
それなりに対処している:9.7%
あまり対処していない:39.1%
全く対処していない:54.8%
8割以上が対処されていないと感じているようです。ただ、会社としてもハズレだと思われている上司をそのまま放置したいとは思っていないと思います。
・上司の上司からは好かれている
・そういった声が挙げづらい環境にある
など、会社として検知しづらい状態になっていたりするのかもしれません。今も尚、退職理由の1位は「人間関係」です。これは同僚や職場全体の人間関係なども含まれますが、1番のストレスは上司であることが多いです。ハズレだと思われている上司をそのままにしておくことで、将来性のある社員の退職を生むかもしれません…
1位:完全な360度評価(誰が評価しているのかが必ず分からないようにしている)
1位:複数人からの報告で動く社内の第三者組織
3位:上司の上司に報告しやすい環境づくり
という結果になりました。上位に来ている結果や部下の心理を考えると、匿名性の高さが重要と言えます。
・今後、上司から嫌がらせを受けたら…
・査定とかで下げられるかも…
など、報復に近いことを想像してしまうため、匿名性のない見える化は「やっている感を出しているだけ」と思われてしまうかもしれません。「ハズレ上司はちゃんと見える化しておきたい」と思う場合は、匿名性の高い仕組みが重要のようです。
大変満足している:6.2%
満足している:18.6%
満足していない:38.9%
大変満足していない:36.3%
という結果になりました。7割強が満足していない状況にあります。殆どの人が上司ガチャを感じており、そして殆どの人が上司ガチャを外したと感じている現状があります。ガチャそもそもの仕組みとしても「ハズレは沢山でるけどSSRは全然でない」になっているように、上司もアタリ上司は少なく、ハズレだと思われている上司が大半を占めるため、このような結果になっているのかもしれません。もしくは、部下が求める上司像が大きすぎたり、社内にいるアタリ上司と比較してしまい、隣の芝生は青く見える現象が起きているかもしれません。
いずれにせよ、マネジメントをする立場でもある上司にかなりバラつきがでている故にこういった結果が出ていると思います。企業としても、上司のマネジメントレベルを底上げしていく必要があると言えます。
いる:35.4%
いない:64.6%
という結果になりました。「この人の元で働きたい」というのは、恐らく社内のどなたかを指していると思われます。3割強の方は「この人が良い」と思っている一方で6割強は「そんな人はいない」という結果になっています。
・まだそういった上司と出会えていない
・上司に対する像が大きすぎる
など思うところは様々だと思いますが、なかなか上手くマッチングがされていないように感じます。
あったほうがいい:85%
なくていい:15%
世の中の一般常識では「上司は部下を選べないし、部下も上司を選べない」なんて思われていますが、そこに対して、「それは違うでしょ」と思っている方が大半のようです。実際に部下が上司を選べる制度を実装すると「人気の上司に集中して、組織として動かなくなる」といったことは想像できますが、見える化をする一環として求められているかもしれません。明らかに選ばれていない上司は何かしらの問題を抱えている可能性が高いです。そういった上司が上司として仕事をし続けることは会社としての損失が出続けている状態です。選ばれていない上司の検知や上司と部下にして良さそうなペアを上手く見つけたりなど、実施自体は何かしらの前進であるように感じます。
上司ガチャに対して、殆どの人があると感じつつも現実と理想のギャップも起きているようです。
主観になりますが、特に新卒時代の上司は今後のキャリアにも影響する存在だと思っています。その時の上司が伝えてくれるマインドセットや仕事の仕方、スキル面などは今後の社会人生活にも大きく影響します。同じ会社で新卒同士で入ったAさんとBさんは大きな差はありません。しかしながら、上司の違いでAさんとBさんは大きく差がつきます。上司と部下は役割の違いでしかありませんが、どうしても上司の方が強い立場になりがちです。そうなると、部下から色々と進言するのは難しくなってきます。だからこそ、上司の方々にはSSR上司と思ってもらえるような上司像を目指していただきたいです。
調査方法/インターネット調査
実施期間/2024年12月3日~2024年12月15日、回答数113名
プロフィール
マイナビスカウティング編集部
「求職者第一の情報を届ける」をモットーに独自に取材・分析をした記事を掲載しています!