特集
2020年のコロナを境に多くの企業でリモートワークが導入されました。その後、緊急事態宣言の解除に合わせてリモートワークを取りやめる企業もあれば、コロナ禍でオフィスを縮小しリモートワーク前提の勤務形態に変えた企業も現れました。リモートワークの是非は各社の色がでており、
「米アマゾンや米グーグルはリモート廃止するらしいぞ」
といったように、先端を走るテック企業たちがリモートワークを廃止をすれば、「うちもリモートワークを廃止した方がいいんじゃないか」と外部の動きを見ながら動きを考える企業がある一方で「うちの仕事はリモートワークで回るから大丈夫」「優秀な人材を獲得するためには、一定のリモートワークが必要!」といったように、自社の状況に合わせて決めている企業も多々あります。
しかしながら、これはあくまで経営側の思惑が反映されているところがあり、実際のところ社員がどう思っているのかはあまり重要視されていないかと思います。それでも社員の定着が図れる魅力があれば問題ないのですが、転職における条件にリモートワークの有無を見ている方も多くなっている中でどういった方針を取るのかは考える必要があります。
今回はリモートワークの重要性や「とは言っても、フルリモートが正解なのか?」「時代はハイブリッドワークなんじゃない?」といったところまで深ぼったアンケート結果をお出しできればと思います。
週0回(フル出社):50%
週1回:8%
週2回:9%
週3回:9%
週4回:3%
週5回(フルリモート):21%
という結果になりました。約半数以上はフル出社に戻っており、リモートワークを導入し続ける企業もフルリモートではなく、ハイブリッドワークで運用している企業が多いようです。
ここからは考察となりますが、私が調べている範囲や知り合いから聞いている範囲だと
・リモートワークで成立する職種はリモートワークを継続している
・企業内でも部署によってリモートワーク割合が異なっている
・フルリモートワークは新しく入る社員に厳しい環境であり、社員間の関係値を作る意味合いでもハイブリッドワークにしている
・先端を進もうとする若いベンチャー企業やテック系の超大企業はフルリモート型or週3,4日のリモートワークを維持している
・オフィスを縮小した企業はそもそもフル出社型に戻るつもりがなく、次の時代を見てハイブリッドワークで進める想定をしている
・マインド重視の社風の会社はフル出社型に回帰している
印象があります。
「フル出社型が90%以上」「ハイブリッドワークが80%」といったように、偏った結果になっていないことからも、出社割合に対する正解はまだ出ていない状態だと見てとれます。
フル出社:15%
ハイブリッド型:55%
フル在宅・フルリモートワーク:30%
という結果になりました。何となくのイメージだと「フルリモートが良い」という感じがありますが、望む形は「ハイブリッドワーク」であるようです。
この結果をさらに細かく分解すると
「現在フル出社」→「ハイブリッドワークを1番望む」
「現在ハイブリッドワーク」→「ハイブリッドワークを1番望む」
「現在フルリモートワーク」→「ハイブリッドワークを1番望む」
という結果でした。
現在の出社状況に関わらず、ハイブリッドワークが望まれていることからも働いている社員目線だとハイブリッドワークが正解だと思われているようです。
私の知り合いでフル出社、ハイブリッドワーク、フルリモートワークそれぞれの方々がいるのですが、
「フルリモートワークからフル出社は辛い。かと言って、今のフルリモートワークも違う」
「業務によってはリモートワークが良い時があるし、出社のほうが良い時もある。だからハイブリッドワークの状態が良い」
「入社したばかりなので、関係性を作るためにも出社はあると良い。だけどリモートワークしたい時もあるので、ハイブリッドワークの状態が良い」
「自分は出社の方が合うからフル出社のままで良い」
「フルリモートワークだけど、成長している気がしない。やっぱり適度に出社して一緒に仕事したい」
といったような声があります。
これらの情報から
・自分の置かれている現状
・価値観
・パフォーマンス目線
辺りが望む勤務形態に繋がっていると予想され、結果的にハイブリッドワークが最も支持を得ていると思われます。
1位:週3日(40%)
2位:週2日(34.5%)
3位:週4日(12.7%)
3位:週1日(12.7%)
という結果になりました。週1日や週4日よりも週2日や週3日のようなバランス型の方に人気があるように思えます。週4日よりも週2,3日のリモートワークが望まれている点からも、「リモートワークのしすぎも良くない」というのを社員目線からは感じているようです。
何となくのイメージで「フルリモートワークの会社は良いよね」「フル出社の会社は微妙だよね…」とイメージもありましたが、実際はハイブリッドワークが良いという結論になりました。これはあくまで労働者側の目線であるため、ハイブリッドワークが正解というわけではないと思います。ただ、昨今は転職も普通になり、より良い条件の会社に転職することは普通のことになっています。そういった背景を考えると、優秀な人材の定着を図ったり、優秀な人材を受け入れるためにも、労働者の気持ちを知ることは重要です。従業員の労働率に悩まれている方の参考になっていれば幸いです。
調査方法/インターネット調査
実施期間/2025年1月6日~2025年1月15日、回答数100名
プロフィール
マイナビスカウティング編集部
「求職者第一の情報を届ける」をモットーに独自に取材・分析をした記事を掲載しています!