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皆さまは仕事の出来る人と出会ったことはありますでしょうか。どの職場にもハイパフォーマンスな人がいます。ただ、しごできな人はハイパフォーマンスなだけではなく、皆からの人望も厚く、「この人がいなくなったらヤバイ」のようなイメージもします。そして、そんなしごできな人が今どうなっているか気にされたことはありますでしょうか。
自分が先に転職してしまったり、しごできな人が先に転職してしまったりなどで、「今どうなっているのか」まで知っている人は多くありません。
今回は、しごできな人は「どんな人なのか」「今どうなっているのか」に焦点を当てたアンケートです。しごできな人を目指したい人やしごできな人ってどんなキャリアになっているのかなどを知れるような内容となっています。
まだその会社で勤めている:31%
起業した:2%
転職した:21.%
現在は仕事をしていない:15%
動向は知らない:31%
となりました。意外?にも最も割合が高いのはその時の会社で仕事をされ続けているようです。もちろん、仕事ができる人なので出世されたり、その時よりも良い給与をもらっていたりなど待遇面も良くなっている可能性が高いので、あえて転職する必要もないのかもしれません。
ただ、2番目に割合が高い結果として「転職した」が挙がります。現場のメンバーや中間管理職から見てしごできであっても、上層部から見てしごできであるとは限りません。「しごでき=出世する、給与が上がる」ではないので、「この会社で消費してても将来がない」「何であいつが出世するんだ」といった思いをする立場でもあります。そういった背景がありつつ、仕事ができる人なので、選択肢の多い立場です。転職活動をすれば今よりも良い待遇の会社は見つかるはずです。そういったこともあり、転職をされているのかなと思います。
上手くいっているらしい:38%
あまり上手くいっていないらしい:9%
動向は知らない:53%
という結果になりました。最も多い意見としては「動向は知らない」になりました。その意見を除いた場合、8割強が上手くいっている現状があります。多くの方が結果を積み上げていき、今も良い状態にあるようです。しかしながら、2割弱はあまり上手くいっていないという結果です。その人が仕事のできる人であっても、社会に属している以上
・会社の状況
・働く周りの社員の状況
・プライベートな状況
・業界の状況
など、その人の力ではどうしようもない外部要因が発生します。そのため、そういったところが絡みつつ上手くいっていない状況にあると予想できます。
また、転職したしごできな人だけを対象に今も上手くいっているかで見ると85%が上手くいっているようです。職場が変わっても上手くいっているあたり、しごできな人は場所や人に依存せずに活躍できる人のようです。
1位:理解力が高い
1位:行動力がある
3位:仕事が早い
という結果になりました。100名の方から回答を募りましたが、複数選択可能になっており390回答が集まりました。そのため、1人あたり4つの条件を選択していることになります。
しごできの条件は1つではなく、いくつかの要素を兼ね備えている必要があると考える方が多く、その条件の上位が「理解力が高い」「行動力がある」「仕事が早い」になってきます。また、票数の近しいところで「急な場面での対応力がある」があります。上位3つを踏まえて考えると
・インプットの速さとアウトプットの速さ
・インプットの正確さとアウトプットの正確さ
・冷静さとバイタリティを兼ね備えている
あたりが大事な要素だと見てとれます。
今回は、上位3つについてそれぞれ解説も踏まえていきたいと思います。
この理解力の高さは言い換えると
・どんな職種の人とでもすぐに同じ目線で会話できる
・言語化が上手くない人の言葉の意図をくみ取ることが出来る
・「要するに〇〇」という形で誰にでもわかる表現をすぐにできる
・現場にいなくても、現場の意見からその状態を解析度高くイメージできる
・1、2のことで9,10くらいまで理解してしまう
といったことが要因に繋がっています。
ただ、「しごできな人になりたいから理解力の高さを鍛えよう」と考えても、なかなか難しいのではないでしょうか。誰しもができることではないため、それができる人に対してしごできだと思うのだと思いますが、理解力の高さは日々の鍛錬で磨き上げることが出来ます。
・相手が何を目的に話しているのかをイメージしながら会話をする
・相手の話を全て理解しきろうとせずに、要点を掴んで理解する
・解決策を考えながら聞く
を日々意識しながら相手の話を聞くだけでも、少しずつ理解力が鍛えられていきます。話の長い相手や何を言っているのかよく分からない相手であっても、言いたいことはシンプルです。そこが何かを掴むように心がけていけば、理解力の高い人になっていけます。
実際に筆者の意見としても、「しごできな人の条件1位は?」と聞かれたら「理解力の高さ」と答えるため、1位にきているのも納得です。
同率1位となった「行動力がある」について解説します。
行動力の高い人を職場の行動で置き換えると
・明日やる、来週やるではなくて、今日やる
・面倒な調整事でも率先して対応していく
・「やるやらで言えばやったほうが良い」を確実にやっている
・「それめっちゃ大変じゃない…?」を平気で対応してしまう
・未知の領域にも進んで飛び込める
あたりが実際の行動面であると思われます。
職種によりますが、行動量と成果が比例しやすい職種があります。そういった職種に従事されている方にとっては行動力は欠かせません。また、どんな仕事でも行動力やそれに伴う行動量の先に質が伴うものです。高いレベルの仕事をしていくためにも行動量は必須の要件なようですね。
ただ、前述した通り、「行動力がある=しごでき」ではだとは思えませんよね。しごできな人の条件として行動力があることは重要な要素ですが、これを含めて複数の条件を満たしている必要があると思います。
3位は仕事の早さがしごできの条件になりました。
これを実際の仕事に置き換えると
・一般的に数日かかるようなことを1日でやってしまう
・上司からの質問や依頼に対して「もうやってあります」の回答ができる
・チャットやメールの返信が早い
あたりが仕事の早さに繋がります。
実際に「依頼したらその日に完了連絡がきた」「すぐに返信くれる」「確認したら、もうやってあった」みたいな相手に対しては好印象を持ちますし、ビジネスパートナーとして信頼できるポイントです。仕事の早さは、今まで積み上げてきたものがあるからこそできることであるため、明日から仕事を早くすることはできません。しかしながら、意識しなければ仕事を早くしていくこともできません。「〇日までにやってほしい」といった依頼が来た時には「1日早く終わらせるぞ」の気持ちで仕事をしていくことで、自然と仕事が早い人になれるため、日々の仕事をワンテンポあげていくことが大事だと思います。
最後にしごできな人の人間性についてもアンケートを取りました。「しごでき=仕事ができる」が大前提ですが、その人間性にもしごできの要素が隠されていると思われます。
記述式で集めているため、その内容をピックアップします。
・部下がついてくる人間味ある人物。気配り、場読みが素早くバランス感覚あり
・少し天然ですが、いつも笑顔です
・私にとって、手の届かない人です。もと私の上司(女性係長)です
・メリハリがある
・職場をよい空気を保たせてくれる
・私情で判断せず、客観的・総合的な判断から臨機応変に指示や育成を行える方でした
・人格者
・器が大きい
・面倒見が良くて空気を読むのが上手い
・親方肌だけど、一人親方にならない感じ
・一見大人しいが流されず芯の通った人
・明るい。硬軟をうまく使い分ける
・より上の立場から言われた話を傘のように防いで下に柔らかく伝え、下がやりやすいように、それでいて上の求めることができるように、マネジメントできるだけの人間性を持った方でした
・物事を多方面から観察して判断することに長けていた
・仕事に対しては厳しいが、コミュニケーション力や統率力がある方
・周りをよく見れる、公平な判断ができる人
他の意見も多々ありますが、総じて言える点は「部下(上司)からの信頼が厚い」です。文面からもしごできな人に対する尊敬と見てとれる内容が多く、「自慢ばかりしてました」「すごく高圧的でした」といった意見は1つもありませんでした。
しごできな人は
・理解力の高さ
・行動力がある
・仕事が早い
といった上位に挙がる条件を複数兼ね備えつつも、決して仕事が出来ればしごできと思われているわけではなく、高い人間性を兼ね備えている人を指しているようです。
理解力の高さや行動力、仕事の早さは積み上げていくものなので、明日から完全に兼ね備えることは難しいです。しかしながら、人間性を高めていくことは今日からでも出来ることです。「学ぶは真似る」と言いますが、職場にいるしごできな人の人間性を真似てみたりするのは手っ取り早い方法です。それ以外にも、「声のトーンを1つ高くする」「相手と話すときは笑顔を心がける」「困っている時は積極的に助ける」といった行動をしていくことで、自然と身についていきます。明日からしごできな人になれるように頑張っていきましょう。
調査方法/インターネット調査
実施期間/2025年1月8日~2025年1月23日、回答数100名
プロフィール
マイナビスカウティング編集部
「求職者第一の情報を届ける」をモットーに独自に取材・分析をした記事を掲載しています!