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不要だと思うビジネスマナーを世代別にランキング【アンケート】

不要だと思うビジネスマナーを世代別にランキング【アンケート】

社会人生活を過ごす中でどれだけのビジネスマナーを意識されていますでしょうか。必要だと思い行っているビジネスマナーもあれば、無意識に行っているビジネスマナーもあるかと思います。無意識に行っているマナーの中には「これ本当に必要?」「慣習でやっているけど、不要じゃないかな」と思い直すマナーもあるのではないでしょうか。

その認識は間違っていないと思います。時代に応じて価値観が変わるため、それに応じてビジネスマナーも変わってきます。ただ、あえて誰かが口にするわけでもないし、あえてマナーを壊しにいくよりも、無難にこなしていた方がリスクがないため、不要だと思うビジネスマナーが現在も残ってしまっているのだと思います。

今回は、アンケート形式で「不要だと思うビジネスマナー」をとりました。
世代別でも載せておりますので、自分の会社で当てはめながら参考にしてもらえればと思います。

マナーは必要か否か

マナーの必要性

不要なマナーはある:74.4%
不要なマナーはない:25.6%

という結果になりました。設問の仕方に少し誤解があったかもしれませんが、7割強が不要なマナーがあると感じています。ビジネスに限らず私生活においてもマナーは存在します。ただ、行き過ぎたマナーは今の時代だと困惑してしまう人もいますし、「(こんなマナー意味あるのかな…)」と思いながら行うマナーはストレスになります。

7割強の方々が不要なマナーはあると感じているので、マナーを受ける側もする側もきっと「こんなマナーいらないよ…」と思っているかもしれません。今回はビジネスマナーの中で不要度の高いものをアンケートで取っております。上位に挙がってくるような不要なビジネスマナーは互いに不要だと思っている可能性が高いです。これをキッカケに直せそうな関係性のある人同士であれば、改めてみてはいかがでしょうか。

皆が思う不要だと思うビジネスマナー

不要なマナー

1位:お辞儀ハンコ
2位:お酒の席でのルール
3位:エレベーターで押す役になる
4位:役職名を付けて呼ぶ
5位:上座や下座の席次のルール

となりました。1位は他と票を開けて、「お辞儀ハンコ」となります。現在は電子契約をすることも多くなっており、そもそもハンコを使うことも少なくなってきていると思います。そういったハンコを使う機会が少なくなってきている中でハンコにルールがあるというのは、不要だと思うビジネスマナーとして強く思われている要因だと思います。また、上位役職者に対してお辞儀ハンコをする合理性自体がないため、現代の価値観に即していないと思われているのもあります。金融系などではまだお辞儀ハンコの文化が残っているケースもありますが、時代の流れを考えるに、時期になくなるビジネスマナーだと思われます。

2位は「お酒の席でのルール」となりました。「お酒の席でのルールって何?」と思う方もいると思いますので、改めて整理をすると
・若手は出入り口の近いところに座り、食事や飲み物を配る役になる
・上長へのお酌
・注ぐ際はラベルが上になるように
・乾杯の時にグラスを少し下げる
・最初の一杯は「とりあえずビール」
・目上の人のお酌は快く受ける
・翌日のお礼は必ず送る
・上長が来るまで、飲むのを待つ
などなど、言い始めたらキリがないようなマナー?があります。現代の飲み会においてどこまで実施されているかは不明ですが、「乾杯の時にグラスを少し下げる」くらいしか実施されていないのではないでしょうか。

上司や先輩からの誘いによる飲み会自体が敬遠されている現代において、その飲み会に行ったにも関わらず召使いのような立場で色々させられるのは辛いところです。また、現在の価値観にフィットした上司や先輩ほど「そういうのやらなくていいよ」「気楽に飲もうよ」といった感じで、お酒の席でのルールを無くすように働きかけてくれます。そういったこともあり、お酒の席でのルールをさせてくるような状態はより不要だと思うビジネスマナーとして認知されているように思えます。

3位は「エレベーターで押す役になる」です。「エレベーターを押すという手間は若手がやるべき」というものから始まったと思われますが、主に働く心理としては
・自分の行きたい階は自分で押せばいいじゃん
・たまたまいる近い人が担当すればよくない?
・役職の違いは役割の違い。エレベーターを押す役は役職関係なし
といったものだと思わます。合理的に行動する世の中になりつつある現代においては、こういった心理が自然であり、エレベーターの押す役といったビジネスマナーは受け入れられないものになっています。

20代編

1位:お酒の席でのルール
2位:お辞儀ハンコ
3位:エレベーターで押す役になる
4位:役職名を付けて呼ぶ
5位:上座や下座の席次のルール

となります。お辞儀ハンコよりもお酒の席でのルールを不要なビジネスマナーだと感じているようです。これは今の20代がハンコを使う機会が減っているため、不要以前に関係のない話になっているのではないかと思います。逆に1位になったのは「お酒の席でのルール」になります。飲み会の在り方が大分変ったことがビジネスマナーにも影響していると思われます。

もちろん、個人によって感性が異なることが前提ですが、「業務外の時間でお金を使って飲み会をするんだから、楽しい時間にしたいよね」の価値観が主流になりつつある中で「業務外にお金を使っているのに、接待のような立ち振る舞いをする」のは反したことになっており、より受け入れられない状態になっていると思われます。

30代編

1位:お辞儀ハンコ
2位:エレベーターで押す役になる
3位:お酒の席でのルール
4位:役職名を付けて呼ぶ
5位:上座や下座の席次のルール

となりました。現在の30代は20代の時にハンコを押していたり、エレベーターでは押す役に周るように教育された経験があるのではないでしょうか。ただ、感覚的には比較的に若い人と似ている傾向があります。そのため、当時から「これ意味ないよね?」と思いながらも指示されているから仕方なくやっていたのかもしれません。そういった経験談からもこういったランキングになったのではないかと思います。

40代以降編

1位:お辞儀ハンコ
2位:お酒の席でのルール
3位:エレベーターで押す役になる
4位:役職名を付けて呼ぶ
5位:上座や下座の席次のルール

となりました。30代編では3位だったお酒の席でのルールが2位となりました。20代だとお酒の席でのルールが1位になっていますが、40代以降編だと少々事情が異なると思われます。今の40代以降の方々は必要か否かはおいておいて、一通りのビジネスマナーをさせられていたと思います。そういった経験を含めて「お酒の席でのルール」に対する不必要さをヒシヒシと感じていたのではないでしょうか。20代だと「なんかそういったマナーってやりたくないですね」傾向がありますが、40代以降だと「あれは不要だった」という経験からくるものだと思われます。

まとめ

全年代と各年代で不要なビジネスマナーをランキング形式にしましたが、上位に挙がってくるのは年代問わずといった結果になりました。
・経験したことはないけど、知っている範囲で不要だと思う
・経験したからこそ、あのビジネスマナーは不要だと思う
といった違いはあると思いますが、いずれにせよ「お辞儀ハンコ」「お酒の席でのルール」「エレベーターで押す役になる」は不要だと思われています。お辞儀ハンコはすぐに改善できるものではないですが、お酒の席でのルールはすぐにでも改善できることです。せっかくの飲みの場であれば、互いに楽しく飲めるのが理想だと思います。

もし、上司の立場であれば「お酒の席でのルールみたいなのしなくていいよ」と言ってあげるのが良いと思います。もし部下の立場であれば、ある程度の見極めも大事ですが、あまり気にしなくても良いかもしれません。どの年代も不要だと思っているのであれば、きっと相手も不要だと思っています。

皆さまが働かれている会社で慣習的に行われているビジネスマナーの中で少しでも改善されていけば幸いです。