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年功序列は廃止すべき?年功序列の会社にいるメリット・デメリット【アンケート】

年功序列は廃止すべき?年功序列の会社にいるメリット・デメリット【アンケート】

あなたの会社は年功序列ですか?
終身雇用制度の限界や有能な人材を確保/留めることが重要視されている現代において、「年功序列って廃止すべき制度なんじゃないのか」と言われることが多くなっています。

「定年まで雇用が安定」「言っても会社がつぶれることはない」「在籍し続ければ、給与は上がっていく」ことが前提に「年功序列は正しい」が語られていたため、
・早期退職制度で会社から追い出される雰囲気を出される
・ゾンビ企業をどんどん潰していくかもしれない流れ
・会社の業績が芳しくないため、在籍してても昔のような伸びでは給与が上がらない
という状況になっている現代の日本では、「会社に居続ければ報われる」ような状態ではないため「年功序列は正しい」と言い切れないようになってきています。

今回は年功序列に関するアンケートを取りました。 年功序列に対する様々な角度からのアンケートを取っておりますので、自分の会社と当てはめながら参考にしてもらえればと思います。

あなたの会社は年功序列だと思うか

年功序列かどうか

年功序列だと思う:44.1%
年功序列だと思わない:55.9%

となりました。約半数以上の方が「年功序列だと思わない」と回答されました。
企業も生き残りをかけた戦いになっているため、「年功序列をなくすことが企業課題の解決につながるのであれば」という想いで年功序列の廃止が進んでいるのかもしれません。

年功序列にはレベル感があり
・年功序列が完全にない状態
・ハイブリッド型で年功序列がなくなっている状態
があります。前者は言葉通り、年齢や勤続年数関係なく、実績や実力に応じた賃金が支払われている状態です。
後者は「基本路線は年功序列だけど、一部有能そうな人材向けに早期出世ルートがある」「ジョブ型雇用者向けに賃金支払い制度がある」といった場合です。
こういった企業では
・一部では年下上司のような状態が発生している
・スキル人材に対して別の給与テーブルがある
といった状態になっています。

また年功序列がない企業の特徴として
・中途社員が多い
・スタートアップ企業
・役職者採用をしている
・高難度スキルが必要な仕事
・プロパー至上主義ではない
といったことがあります。同じ会社でも部署によって年功序列が廃止されているケースもあるため、一概には言えませんが、
年功序列が嫌だと思う人は上記に当てはまるような企業を参考に探してみることをお勧めします。

年功序列は廃止すべきか

年功序列は廃止すべきか

年収序列はなくなるべき:65.7%
年功序列はなくならないべき:34.3%

となりました。70%弱の方が年功序列はなくなるべきだと感じているようです。また、様々な視点で見てみますと
自分の会社が年功序列だと思う人:年功序列はなくなるべき率70%弱
自分の会社が年功序列だと思わない人:年功序列はなくなるべき率70%弱
となりました。現状が年功序列かどうかは関係なく、70%弱が年功序列がなくなるべきだと感じています。

また、年代別に見てみると
20代:年功序列はなくなるべき率60%強
30代:年功序列はなくなるべき率60%強
40代:年功序列はなくなるべき率60%弱
50代:年功序列はなくなるべき率70%弱
となりました。年代別に大きな差があるわけではありませんが、年功序列の恩恵を1番受けている世代はなくならないでほしい傾向が少し高く、年功序列が既に過ぎた世代は年功序列はなくなっても良いというインサイトがあるように感じます。

年功序列はなぜなくなるべきか

年功序列がなくなるべき理由

1位:優秀な社員が離職するから
2位:モチベのある若手社員が離職するから
3位:成果を出していない中高年社員が高給取りなのはおかしいから

となりました。1位2位は離職に関するものとなったことからも、社員の定着に関するところとの相性が悪いと分かります。
「優秀な社員」「モチベのある若手社員」は年功序列の恩恵を受けづらい状態にあります。しかしながら、離職されると損失が大きいです。
これは社長に対して取っているアンケートではなく、回答の多くは社員です。社員目線で見ても、年功序列により「優秀な社員」「モチベのある若手社員」が相応の給与を貰っていないことを不当な状況であるとみているようです。

人海戦術型のビジネスモデルで売上・利益を作る企業ならまだしも、1人のパフォーマンスが代えがたいパフォーマンスであったり、何十人分のパフォーマンスを出すような仕事である場合は、年功序列ではない制度に変えていくことが必要だと思われます。

3位は「成果を出していない中高年社員が高給取りなのはおかしいから」となりました。
1位2位の回答からも、成果を出している人が相応の給与を貰う事は妥当だと感じている分、そうでない社員に対してはシビアな目で見られています。
また、年功序列で上がっているのでポジション的には管理職に当たる方が多いです。そのため、定量的に成果が見えづらい仕事であり、成果を出していないように見られる傾向にもあります。
給与相応の仕事をしており、それが周りからも分かる:妥当な給与
給与相応の仕事をしているが、それが周りから分かりづらい:給与を貰いすぎ
給与相応の仕事をしていない:給与を貰いすぎ
といった思われ方になります。

年功序列で上がっているため、管理職で想定する場合、プレイヤーとしての成果ではなくチームとしての成果が求められます。
・Aさんのチームはみんな成果を出してるよね
・Aさんのチームに入ると、成果を出せてなかった人も成果を出せるようになるよね
・Aさんの新しい取り組みにより、新たな成果が上がってるよね
といったように、1プレイヤーが出す成果の何倍もの成果を出せるようにしないと、若手やミドル社員からは「あの人は年功序列のおかげ」と思われるかもしれません。

年功序列はなぜなくならないべきか

年功序列はなぜなくならないべきか

1位:日本人は年功序列の方が上手く回ると思うから
2位:年功序列の方がメリットを受ける人の方が多いと思うから
3位:社歴、年齢の高い社員の方が上手くマネジメントできることが多いから

となりました。1位は「日本人は年功序列の方が上手く回ると思うから」となり、マネジメント視点で見ると
・中高年で普通の社員>若手で優秀な社員
という見られ方をする方が多いようです。その人の能力どうこうよりも、日本人の感性的に年上の方が上手く場を回せるという認識です。
これは、諸説ありますが儒教の影響だと思われます。また、古くから年上が場を仕切る歴史があったため、そっちの方が上手くいく認識になっていると思われます。

3位の「社歴、年齢の高い社員の方が上手くマネジメントできることが多いから」も同様の話だと思われます。
社歴のある社員は
・現場のことや周りの社員のことを良くわかっている
・時間経過により積み重ねてきた信頼がある
・社内事情をよく理解しており、上手く立ち回れる
といったバックグラウンドから現場を上手く管理できる信頼を持たれていると思われます。

2位は「年功序列の方がメリットを受ける人の方が多いと思うから」となりました。
これは年功序列を廃止して結果主義になっていくことで恩恵を受けるのは一部の社員であり、多くの社員は恩恵を受けないことを想定されているからだと思われます。

まとめ

かつての日本は殆どが年功序列だったと思われます。
しかしながら、現在は自分の会社が年功序列だと思われない人が半数以上になっています。
また、年功序列がなくなるべきという考えが70%弱となっているため、これからも年功序列はなくなっていくのが本筋だと思われます。

年功序列がなくなるべき理由は
・良い社員の離職
が主な理由となっています。

年功序列がなくならないべき理由は
・年上社員の方が上手く回るから
が主な理由になっています。

経営サイドはこのバランスをどう取るかだと思いますが、先述した通り年功序列はなくなっていく傾向かもしれません。

 

 

調査方法/インターネット調査 実施期間/2025年2月10日~2025年2月18日、回答数102名


プロフィール マイナビスカウティング編集部

「求職者第一の情報を届ける」をモットーに独自に取材・分析をした記事を掲載しています!